からほり新聞 第52号

からほり新聞 第52号

2023年(令和5年)3月31日発行


35年ぶりに商店街へ行ってみました。驚いたことに、昔の商店街の雰囲気が残っていました。それからは空堀商店街をよく利用しています。
 その中でも、からほりさろんは私にとって大切な場所です。歩き疲れた時に立ち寄り、おしゃべりを楽しんでいます。~(中略)~
 空堀商店街を歩いていると、いつのまにか新しい飲食店ができています。おいしいお店を見つけると、友達を誘ってまた行きます。私にとって空堀はなつかしい町であり、新しい町です。
(からほり新聞 第52号「なつかしく新しい空堀」まち歩き案内人 千万多津子さん)

敗戦の日、南樺太の空は青空が広がり太陽が照り付けていました。モンペ姿に身を包んだ私たちは校庭で陸軍兵士の軍服を洗っていました。「今日は天皇陛下の玉音放送があります。皆さん心してこの放送を拝しますように」との先生のお言葉で作業を中断して家に帰りました。~中略~
やまにやまれぬ気持ちで「ソ連に宣戦を布告す」というお言葉を待っていました。入ってきたのは「耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び…」というお言葉でした。ドッキンと胸が鳴ったように思えました。
 「戦争に敗けたのかもしれないは」「ソ連との戦争が始まるのと違うのね」あとは涙ばかり流れました。~中略~
 日本は多くの戦死者を出し、大空襲などでも尊い犠牲を払いました。
 ”八月十五日”平和を感謝し、贅沢を反省し、戦争の悲惨さを子供たちに伝えなければと思います。
(からほり新聞 第52号「八月十五日の記憶」井戸田博子さん)

出会いは20代に樹木希林さんがかっこよく琵琶を弾いてはったのを見て「かっこいい!」一遍に虜になったそうです。それまで普通の家庭で育ち、伝統文化については全くこれということなく過ごされていたそうです。(蛇足ですが樹木希林さんのお父さんは薩摩琵琶錦心流の名手として有名な方だったそうです。)
 そのあとインターネットで寝屋川の教室を見つけ入門。早速弾き語りを学びはじめました。~中略~
 いま日本の琵琶演奏家の総数は1000人を切っており、何と野生のパンダ(1800頭)より少ないのが現状です。楽しさ、面白さ感じてもらって仲間を増やすのが目下の目標。
(からほり新聞 第52号 「西洋音楽とは異なる自由さがあり限りなく魅力的な楽器です」錦心流琵琶全国一水会 萩山泊水さん)

からほり新聞 第52号

■ 発行/「からほり新聞」制作チーム(「非営利活動法人 高齢者介助の会」内)

特定非営利活動法人 高齢者外出介助の会 とは?

◆お年寄りの皆さんにより楽しく充実した日常生活を過ごして頂くために活動しています。

  • 外出介助(買い物、墓参り、通院など)
  • 暮らしサポーター(買い物、薬の受取、入院時支援など)
  • 車椅子貸し出し(お気軽にご利用ください)
  • 生きがい作り講座(童謡・唱歌を歌う会、布ぞうりなど)
  • ハーモニカ教室
  • 「からほり新聞」制作

◆活動に共感してくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひ、一度、ご連絡をお願い致します。
 お待ち致しております。

所在地 : 大阪市中央区松屋町4-8メイツ松屋町1階
TEL&FAX : 06-6764-4002
Mail : odekake@helen.ocn.ne.jp

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