さて、はじまりました!「まどかのてくてく帖」本編です~!
前回は私がからほりに来た当初の話を中心にお伝えしましたが、第1回目は「友人がからほりに遊びに来た」場合です。
今回は女性同士でランチ~お茶の時間まで過ごすことを想定して進めますが、男性の友人が遊びに来た場合のおすすめ情報はまた後日改めて・・!
ではでは、まず友人とランチに合わせて待ち合わせ。
待ち合わせはよく谷町六丁目駅の3・4番出口の方の改札を使います。3番出口は商店街にも近くエレベーターがあります。特に遠くから移動してきて疲れているだろう友人にはここ!(遠くから来て慣れない梅田駅を経由した人は大抵疲れていますから・・)
横断歩道を渡って最初に向かうのは空堀商店街の中の『野菜御飯 幻想植物園』さんです(MAPからほりらへんVOL.3のNo.36)。
私がここによく女性の友人を連れて行くのは、店内が落ち着いたアンティーク調のテイストで纏められているから、そしておいしい新鮮な野菜たっぷりランチが女性に非常に喜ばれるからです。
飾られているドライフラワーや品のよい木の家具が素敵で居心地がよいです。
25種もの野菜を使用しているという日替御膳、きれいにプレートに盛り付けられ目に鮮やか、初めて食べるような珍しい野菜もありオーナーさんから説明を聞くのも楽しみです。
メインとなるお肉の一品もあり、ご飯はオプションで新鮮生卵を頼めば卵かけごはんにできてボリュームたっぷり。私はこれが大好きです。
※11時のオープンにあわせてのみ予約ができたと思いますので、行かれる方はぜひ一度問い合わせてご確認を!
ランチでお腹が満たされたら、すこし松屋町のほうへ商店街を下ります。
商店街やからほりらへんの話、上町台地の話をしながら・・相手が本や映画などが好きなら「プリンセス・トヨトミ」のこととかも。
「おもしろいんやね、ここら辺って!」と言ってもらえれば、からほりらへんのファンがまた一人、誕生です。私は「エリア的には中崎町のほうが有名かもしれないけど・・私は人と人の繋がりが強く感じられるからほりが大好きやねん」とよく説明します。
つぎに訪れるのは『キンダーブック林林(リンリン)』さんです(MAPからほりらへんVOL.3のNo.70)。
ここは地元の人でもなかなか知らないと入っていかない路地にあります。からほり感、増し増しであります。
オーナーの水田さん、とても素敵なかたです。絵本に愛をもってお店づくりされていて、昔ながらの階段をのぼった2階には絵本がいっぱいの空間が。大きな書店では巡り合えないさまざまな絵本があります。海外の絵本作家の本も豊富。読み聞かせや絵本の新作お披露目などのイベントもされています。
プレゼントや自分用に本を選ぶもよし。その静かな小宇宙に友人と気のすむまで没頭するのもよし。仕掛け絵本、斬新なデザインの絵本もありアートに興味がある方にもおすすめです。
また水田さんが作られた和綴じのノートや御朱印帳などの購入ができ、事前予約すればそれらを作るワークショップが受けられます。
私はアトリエ茶の実の相棒である弥生といっしょに上製本を作る体験をさせてもらいました。数時間かかりましたが、できたときの喜びはひとしお!自分の思い描いたものが作れるんです。
お店で見ていただきたいのは、手作りのノートや本をぴったりと収める布貼りの箱である箱帙(はこちつ)!その宝物感ったらないです。ぜひ一度手に取ってみてほしいです。
オーダーもできます。
印象に残っているのは[90歳の母親の短歌を息子さんが本にしようと編集、その作品集の製本が完了しました]という林林さんのフェイスブック投稿です。「こんなに丁寧に大切にかたちになっていったなんて、すごくいい短歌集やなぁ..」とじーんとしました。
さて、小腹がすきました。甘いものを・・
ここで紹介したいのが『アカイトリ』さんです(マップ未掲載)。
キンダーブック林林さんから谷町筋に戻るように、はいからほり商店街へ。すると左側に新空堀ビルというビルがあります。その一階なのですが、お店自体は商店街には面していないので、最初は「ここ!?」とびっくりするかもしれません。ちょうど商店街に面しているお店と背中をくっつけたようにビル内に入り口があります。
お店がオープンしているときは商店街からビルに入る路地に小さい黒い立て看板が出ていますので目印にしてください。
心斎橋から2018年にからほりに移転されたそうなのですが、ここでは絶品のココアやお菓子が頂けます。小ぢんまりとしたお店ですがこだわりぬいたココアと同様、凝った内装が目を惹きます。よくぞからほりに来てくれました!という気持ちです。
まずおすすめは定番のホットバーディココア、それから本場の味のバウムクーヘン。
きっとココアを一口飲めば、目を「!」と大きく見張り、そして「ココアってこんなに美味しいんや..」と思うはずです。
濃厚ですが上品。体に甘さとかすかな苦みが染み渡ります。
バウムクーヘンがまたおいしいのです。甲子園にある名店の逸品だそうで、私は一度父親をアカイトリに連れていったのですがココアにもバウムクーヘンにも大満足ですごく喜んでくれました。
ここはいろいろとおしゃべりするというより、しっとりと時を愉しむ大人の雰囲気が漂う店です。ココアメニューはいろいろあるので何度も通いたくなるし、テイクアウトもできます。
お土産にはぜひ、自宅でアカイトリのココアを楽しめるインスタントココア(1杯分100円)を。私は5袋入りをよく買います。そのまま人に贈ったり、友人に手紙を書く時に1袋同封してその美味しさをシェアしたりするのもおススメです。
さて、ここまでてくてくといかがでしたか?
今回はほぼ商店街沿いでしたが、知らないお店・行ったことがないお店があったでしょうか。もしそろそろからほりで遊びたくなったなら、ぜひお友達も呼んであげてくださいね~。
☆次回もおすすめのてくてく情報を発信していきます!お楽しみに~
記者(ライター)紹介
まどか(アトリエ茶の実/イラストレーター)
大阪生まれ奈良育ち、祖母が住んでいた縁でからほりらへんの住人に。すぐにうろうろ町を探検し始め、からほりを支える多くの人と出会う。いつしかマップ「からほりらへん」のサポートメンバー&フェイスブック「からほりらへん」の中の人に。2016年、日本語教員の仕事の傍ら「絵を描くことをライフワークにして楽しみつくそう!」と「アトリエ茶の実」を友人と始め今に至る。2020年3月、結婚と同時に伊勢市在住に。
▶からほりらへんオンラインショップにて作品を販売中!