「まどかのてくてく帖」本編も4回目となりました。
前回は「ちょっと疲れた日には」と題して、食べたり飲んだりして元気をもらえるからほりのお店を紹介しました。
これから暑いので、口に入れるものからでも体調管理できれば!ですね~
さて、今回は「文具・雑貨に囲まれて」です。
文具・雑貨にどれほどお金かけるか、熱意をもってアイテムを探すか・・ってかなり人によって差があるんじゃないかと思います。
私は文具も雑貨も大好きで、お気に入りの便箋封筒で友人に手紙も書きますし、気に入った食器やちょっとした小物を生活の彩りとして買い求めることもよくあります。
もし、普段はあまり文具・雑貨探しに時間をかけないという方でも、ぜひ行ってみていただきたい2店舗をご紹介します。
まず、谷町筋沿い、谷町7丁目交差点と谷町8丁目交差点の間にある『Birds words』さん(マップ未掲載)。
女性陶芸作家 伊藤利恵さんの洗練されつつもあたたかみのある雑貨や壁に飾るシルクスクリーン額、陶製オーナメントなどが並んでいます。特徴的な鳥や花の造形のアート、陶製のブローチは一度見たら忘れられない存在感です。
こちらのお店のアイテムは日本各地のセレクトショップなどにも置かれていて、どこかで目にされたかたもいらっしゃるかもしれません。
他には、様々なこだわりのセレクトアイテムや世界の民芸品もあり、行くたびに刺激を受けます。
店内の一角でポップアップイベントを時々開かれていて、以前私は 石原亮太さん という長崎・波佐見の陶芸作家さんの展示を見に行きました。その日は作家さん本人もいらっしゃっていて「こんな柄でもっと小さいサイズのボウルはないですか」などとお話ししているうちに、なんと特別に私の好みの柄でボウルとプレートをオーダーさせていただけることになりました・・!
陶芸家の方が個別にオーダーに応じてくださることなどめったに無いこと。
数か月後にバーズワーズさんに送られてきたものを受け取り、今も愛用しています。
最近ではスタイリッシュでカラフルな新素材樹脂のコップを展示されていました。「1000回落としても割れない」保証付きで、なんと1つに2色の色が混在する不思議なコップ。店員さんに教えられて、深いブルーのコップがオレンジにも光るのを目の当たりにしてただただビックリ・・。
バーズワーズさんで出会うものは非常にクオリティもデザイン性も高いです。
時々、伊藤さんの陶製の小物を作るなんとも魅力的なワークショップをされているので、興味のある方はぜひSNSをフォローしてみてください。ちなみに私はまだワークショップ参加できていなくて、いつか絶対参加したい・・!!
では、次は谷町6丁目駅方向に谷町筋を歩いて「はいからほり商店街」に入ります。しばらく進むと「空堀商店街」になるのですが、すると右手に『エモジ』さん( MAPからほりらへんVOL.3のNo.74)があります。
ここでは様々な紙もの、紙雑貨と出会えます。
可愛かったり、くすっと笑えるデザインの便箋や一言箋、ポチ袋など・・
しかしエモジさんの真骨頂はオリジナルリングノートが作れる点にあります。それもお手軽な値段で。
これは文具好きの人にとってはたまらなくワクワクすることなんです。
来年の手帳を作ってもいい、スケッチやアイディア用のノート、電車の切符や旅行先で食べたものの包装紙やシール、箸袋などをマスキングテープで貼っていく思い出旅行記なんてのも素敵。
そして、だれかを想って作ってあげるオリジナルノートのプレゼントなんてどうでしょうか?その人のイメージや好きな色などで。
木の棚に様々なサイズのノート用の紙があります。
サイズを決めたら、中に挟み込む中紙を自由に組み合わせて選びます。
無地や罫線入りや方眼やドット入り、色や紙質もいろいろ。全部同じに統一してもいいし、取り混ぜてもいいし。
そして表紙を選びます。厚紙だったり布貼りだったり、そして中には「エ.ビシ」( MAPからほりらへんVOL.3のNo.90)さんが作ったレザーのそれはもう素敵な表紙だってあるんです!!
そして次は、リングを長い辺に付けるか短い辺に付けるか、リングの色、留め具などをえらびます。悩む、悩む!楽しい楽しい~!
すべて決まったら、お店の方が専用の機械で穴をあけ、留め具を取り付け、リングを閉じてくれます。すぐなので、その日に持って帰れます。
そしてここからが、ミラクルに素晴らしい点なのですが、例えば作ったノートの中紙をすべて使い切ったとします。
普通ならそこでそのノートの命は終わりなのですが、エモジさんにもっていけば、中紙を新しく入れてもらえるんです!!古い中紙は保存したり、保存するものとそうでないものをより分けたりして。
これ、手帳であれば永遠にその表紙を使い続けることができるってことです。
さらにさらに、表紙をオリジナルにする方法もあるのです!
一つ目は表紙用の紙を持ち込むこと。
二つ目は、エモジさんに表紙に使いたいお好みの布地を持ち込み、布貼りの表紙にしてもらうこと。これはさすがに時間がかかるので、後日受け取りに行くことになりますが。
私はお気に入りだったスカートの生地が捨てられず、どう再利用しようか悩んでいたのですが、エモジさんに相談したら快く引き受けてくださり、ツルツルテロテロの布貼りしにくい素材だったのですがきれいに仕上げてくださいました。
三つ目は前出の「エ.ビシ」さんで革の表紙を一から手作りしちゃう方法です。模様や色など可能性は無限大。
これぞ究極のオリジナル・・!
他にも中紙の持ち込みや紙のサイズ変更、名入れなども柔軟に応じてくださるそうなので、興味ある方はエモジさんに行って、いろいろ質問してみてくださいね。
さて、いかがでしたか?
あなたの「お気に入り」、それを手元において毎日のくらしをちょこっと豊かにするお手伝い。からほりらへんのお店にはそれができます。ぜひふらっと立寄ってみてくださいね。
☆次回もおすすめのてくてく情報を発信していきます!お楽しみに~
記者(ライター)紹介
まどか(アトリエ茶の実/イラストレーター)
大阪生まれ奈良育ち、祖母が住んでいた縁でからほりらへんの住人に。すぐにうろうろ町を探検し始め、からほりを支える多くの人と出会う。いつしかマップ「からほりらへん」のサポートメンバー&フェイスブック「からほりらへん」の中の人に。2016年、日本語教員の仕事の傍ら「絵を描くことをライフワークにして楽しみつくそう!」と「アトリエ茶の実」を友人と始め今に至る。2020年3月、結婚と同時に伊勢市在住に。
▶からほりらへんオンラインショップにて作品を販売中!