2003年(平成15年)7月21日発行
中央小学校の子どもたちは、「本当にしあわせやなー」と感じます。子どもたちは、地域のあたたかな多くの人に見守られ、育まれ、励まされて、伸びゆく可能性がキラキラと光っているように見えます。人と人とのつながりが希薄に思われがちな大都会、大阪・ミナミという街の中で、「ぬくもり」を感じられる空堀界隈の人や街並みとふれあいながら、子どもたちは、毎日、元気いっぱいです。(からほり新聞 第3号 「あたたかな多くの人に見守られて」大阪市立中央小学校 PTA会長 伊藤隆行)
※中央小学校は平成3年に「桃谷」「東平」「金甌」の4つの小学校が統合されてできました。現在583人の児童が元気いっぱい通っています。
先頃、腹立たしいことがありました。「榛原にあるお墓にお参りしたから登録したい」と、80歳代の女性から電話がありました。早速引き受け、訪ねる日を担当ボランティアと相談して連絡をいれようと翌日事務所に入ると、留守番電話に断りの電話が入っていました。
~中略~
どうしてキャンセルされるのかを聞きました。すると「この会に入り、ボランティアさんにお墓までちていってもらおうと思う」と息子に話をしましたら「もう自分がお墓に入る年をしているのに、わざわざお参りに行くことはない」というのですと。 お年寄りが外出を言い出されると家族から反対されることも度々です。
~中略~
家族は、他人に頼んでまでお年寄りが出かけたら、日ごろ自分たちがほったらかしにしていると近所の目を意識されるのでしょうか?介護は家族から社会へと時代の流れは変わっているのに、意識がなかなか変わらないのですね。このような話を聞くたび、関わっている私たちが、お年寄りの代弁者となり、買えて行かねばと思います。
(からほり新聞 第3号 「けら子の介助日記」高齢者外出介助の会事務局長 永井佳子)
空堀はお地蔵さんの多いまちです。界隈には、仏さんやお稲荷さん、蛇さん(何っていえばいいのでしょう?)などを祀った地蔵堂があちこちに見られます。ざっと数えただけでも、三十程度はあります。京都ほどでなくても、人口一人あたりに換算すると、すごい数字になるでしょう。
(からほり新聞 第3号 「からほり界隈お散歩MAP」山本一馬)
からほり新聞 第3号
■ 発行/「からほり新聞」制作チーム(「非営利活動法人 高齢者介助の会」内)
特定非営利活動法人 高齢者外出介助の会 とは?
◆お年寄りの皆さんにより楽しく充実した日常生活を過ごして頂くために活動しています。
- 外出介助(買い物、墓参り、通院など)
- 暮らしサポーター(買い物、薬の受取、入院時支援など)
- 車椅子貸し出し(お気軽にご利用ください)
- 生きがい作り講座(童謡・唱歌を歌う会、布ぞうりなど)
- ハーモニカ教室
- 「からほり新聞」制作
◆活動に共感してくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひ、一度、ご連絡をお願い致します。
お待ち致しております。
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