2021年(令和3年)10月16日発行
骨董品とい普段の生活になじみ薄い分野ではございますが古い町並みの残るこの界隈で人と人とを繋ぐきっかけに少しでもなれたらと思います。
もともと生まれは奈良県で同じような古い建物の残る奈良町で育ちました。ずっと商店街っ子でした。居心地のいい育った町と変わらないのどかな時代に回帰するような懐かしい町並みと商店街、この組み合わせがとても心地よく10年ほど前に移ってまいりました。
(からほり新聞 第51号「古美術 古心堂開店しました」古心堂 京谷心平さん)
私は日本は絶対負けないと思っていたうえ、いざとなれば神風が吹くと固く信じていた。
原爆の落ちた時も今でいうと倉敷市にいたのでぴかっと光ったのを岡山でも見えた。
そんな時学校に集まるように言われみんなが集まるまで待ってラジオを聞いたけど何を言ってるか聞こえない。「朕は、朕は」だけが聞こえた。「あんたら帰れ」と言われた、帰り道よその学校の生徒から、戦争に負けたと聞いて腰が抜けるほど驚いたけど、もう工場に行かなくていいと嬉しく喜んで帰った。
(からほり新聞 第51号「神風を信じていたわたし」西岡齊三榮さん)
世間の医療のイメージは「生きる」。福井さんのイメージは「活きる」。医者と看護師は、病気や怪我の治療や管理が業務で、理学療法士はその状態や障害をどう生活に結びつけていくのか?が仕事と思っているので、『活きる』のほうがしっくりする。
福井さんの関わられた中で50代のバーテンダーの方が最後の気力を振り絞ってカウンターに立ちたいという方がおられたそう。残された体力を考えカウンターに立つなら20分が限度かなと見極め足の長い椅子に寄りかかりながら、バーテンとして友達の前で最後の仕事をするためのリハビリメニューを組んだ。実際にバーテンダーとしてお店に立ち、友人との時間を過ごし数日後に亡くなられたとのこと。本当に良い顔だったことを時に思い出す。このように最後までその人らしい終わりかたを支えていきたい。
(からほり新聞 第51号 「今年空堀で訪問介護ステーション『かんりは』開いて通算3年目」福井晃一さん)
からほり新聞 第51号
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