2007年(平成19年)7月6日発行
空堀商店街の西側、松屋町筋に面した入口近くにからほりサロンはあります。
~中略~
さて、私たちの活動は、高齢の皆さんの外出に同行することです。14年前にボランティアの交通費実費のみで活動を始めました。電話で高齢者とボランティアをつなぎ、出かける所や日時の打ち合わせ、お墓参りや美術館、病院など、どこにでも出かけます。机と電話さえあればいいのですが、気軽に来ていただき「顔と顔にであいたい」のです。サロンで交わされる話題から活動のヒントがあればと訪れてくださるのを待っています。
サロンでは映画会をしたり、絵手紙、大阪の文学を読む会、学びもしています。
~中略~
ほかに、春と秋に利用者さんと遠足にでかけ外の空気や風景を楽しんでいます。コンサートも介護者、家族、高齢の皆様を招待し年二回実施しています。車椅子貸し出し、暮らしサポーター事業、「よそから訪れる人が多くなり思いがけない行き違いが起こっている」と耳に挟んだのがきっかけで、地域の方々と訪れる皆様が、紙面を通じ、良い関係が築かれたらと空堀新聞の発行もしています。
さて、高齢になると人恋しさは募ります。サロンに行けば誰かがいる。茶飲み話ができる。面白い催しがある。このように、お年寄りが住み慣れた町で安心して暮らしていけるような、出会いの場を提供していけたらと願います。
開放されたサロンとして、このサロンの活動が続けられるよう資金の支援者を求めています。個人、団体は問いません。この会の活動にもご理解と参加ください。又からほりサロンに代わる場所の情報、提供などもお願い致します。町の憩いの場がなくならないようにご支援ください。
(からほり新聞 第12号 「空堀サロンをご支援ください」永井佳子)
2004年5月の開設以来、高齢者外出介助の会の利用者に限らず、通りすがりの方に気軽に立ち寄って頂き、にぎわってきた地域のたまり場「からほりサロン」が存続の危機にあります。
そもそも、商店街の3階にあった高齢者外出介助の会の事務所兼サロンスペースをいろんな人が立ち寄れる商店街に面した1階に移したいとの永井の想いから構想がスタートし、想いもよらない大きなご支援で実現したのが、サロンの始まりでした。
当初は、2年ほどかけてこのサロンの価値を地域の方と広く社会全体に分かって頂き、継続して運営していく仕組みをつくれたら・・・というつもりでした。しかし物事はそううまくいかず、「楽しい場」はできたのですが、時間が経過し、資金が底をつきようとしているのが現状です。
年明け早々の時点で、諦めてもっと家賃の安いところに移転するということで決まりかけていたのですが、なんと神風が吹き、去る4月18日に大阪商工信金社会福祉賞の受賞が決まり、100万円を頂くこととなり、当面の運営資金の目途がたったのです。
しかし、喜んでばかりはいられません。賞金によるサロンの運営は、一時しのぎはできても、問題を先送りにするだけです。
(からほり新聞 第12号 「緊急座談会 どうなる?どうする?からほりサロン」山本一馬)
収納コンサルタント水尻みちさん
テレビや雑誌でこの名前を見聞きした人も多いでしょう。企業や個人に、便利で快適な収納術の提案や指導をする水尻さんの活動は平成11年にからほりに住み始めてから始まった。
~中略~
水尻さんが「収納」を突き詰めて行き着いた先は、「豪華」や「高価」に豊かさを見出すのではなく、簡素だからこそ機能的で居心地良い生活だ。そこには必要最低限のモノを工夫して活用する「楽しみ」があり、そうした心地良さから生まれる「心のゆとり」がある。
(からほり新聞 第12号 「快傑!からほり人」高田次郎)
からほり新聞 第12号
■ 発行/「からほり新聞」制作チーム(「非営利活動法人 高齢者介助の会」内)
特定非営利活動法人 高齢者外出介助の会 とは?
◆お年寄りの皆さんにより楽しく充実した日常生活を過ごして頂くために活動しています。
- 外出介助(買い物、墓参り、通院など)
- 暮らしサポーター(買い物、薬の受取、入院時支援など)
- 車椅子貸し出し(お気軽にご利用ください)
- 生きがい作り講座(童謡・唱歌を歌う会、布ぞうりなど)
- ハーモニカ教室
- 「からほり新聞」制作
◆活動に共感してくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひ、一度、ご連絡をお願い致します。
お待ち致しております。
所在地 : 大阪市中央区松屋町4-8メイツ松屋町1階
TEL&FAX : 06-6764-4002
Mail : odekake@helen.ocn.ne.jp