2013年(平成25年)12月23日発行

上高尾には町で目にする華やかなものは何もありません。けれど、こどもたちは全身で弾け満面の笑顔になる。目には見えませんが、どうやら、源流の村には、米を育てる大地、源流を流れる水、森を吹き渡る風、そして天空に輝き薪の燃え上がる火から、生命のエネルギーが一杯に降り注いでいるようです。教育を仕事とする私から見ると、源流の里上高尾は、化学物質にあふれた現代に生きる私たちにとって、もっとも必要とされる食農教育の最前線に見えます。
(からほり新聞 第28号 「源流の村、上高尾との交流」空堀ことば塾主宰 上高尾サポートの会会員 塙狼星)

小銭といえば、認知症だった姑も小銭がいっぱい財布が膨らんでもち重みがするほどでした。私と一緒に買い物に行った時など、その小銭を使って軽くなった財布を『やっと整理してあげた』などと思っていました。姑は計算がわからないので無難な大きなお札を出すのですが、私の場合は、後ろに並んだ人を見て早くしないと、あせってしまうのです。ある人が、「私はスーパーで、『ちょっと時間がかかるけど指先のリハビリをしているので』と言ってゆっくり待ってもらう」とおっしゃっていましたのでそれは賢くて良いなぁと、まねをしてみました。そうすると、店員さんは「いいですよ」とゆっくり待ってくださったのです。断ったので意外に後ろの人にも気を使わずにすみました。
(からほり新聞 第28号 「毎日がリハビリ」高齢者外出介助の会事務局長永井佳子)

古い家を個性的に使うことで、からほりの魅力が際立ちます。全国展開のチェーン店のように個性がない店ばかりになってしまうと、どこの町に行っても一緒になってしまいます。お客様にからほりを楽しんでいただくという発想で店を作ることはとても大事なことと感じました。個性的な店舗が増えていけばそれだけで観光資源になるということですね。
(からほり新聞 第28号 「勝手にからほり雑見ニュース」)

からほり新聞 第28号

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