2018年(平成30年)11月3日発行
私が空堀のお店で積極的に買い物や飲食をするようになったのは、1冊の雑誌の特集がきっかけだった。その雑誌名は【spectator】その時の特集は『小商い』だ。
その特集に、はっとさせられた。小商いとは自分で作ったものを自分で売るような小さな小さなお店のこと。量販店のように、店がサービスを提供し、客が消費するという一方的な関係ではなくて、小商いには、消費だけでなく人と人とのつながりをも生む可能性をも含んでいる。
これって…、まさに空堀の、からほりらへんのお店のことじゃないか。
(いいことだらけの空堀消費 イラストレーター・マップからほりらへん編集 上殿頼子 yoridono)
当時、油脂焼夷弾、黄燐焼夷弾と言って、ドロドロの油状の物体が入っており、飛び散った油脂がくっ付くと、それが自然に燃え出すのです。私たちは火がつかないように首まで海に浸かっているしかありませんでした。米機は何百機も三角形の編隊を組んで大阪湾に侵入してきました。燃える油脂から逃れる為に、海岸で倒れ、事切れられた人からお鍋や釜を拾って頭に被り、更に衣服も拝借して20枚ぐらいの重ね着をし、火が付いた上の服から脱ぎ捨てるのです。こうして朝の8時半から午後の4時半までは海に漬かったままでした。
(海中に8時間浸かる 山之上静子さん)
今年の12月に15周年を迎える縁は完全無農薬のお米を昔ながらの釜戸で薪を使って美味しく炊くのが一番のこだわりです。
「農家の方に湿度と温度を管理していただき、なくなったら都度送ってもらう。玄米のまま保管して使う分だけその日の朝に精米するんです。『できるかぎり新米に近く』を目指しています」と店長の清水誠さん。かまどにくべる薪は『栃』が持続力があるから向いているんだそうです。白壁で瓦屋根の古い古民家、店内に薪をくべるかまどがあり、天井裏には1年分のまきが保管されていました。
(快傑!からほり人 釜戸ダイニング&雑貨 縁 清水誠さん 岡田由佳子)
からほり新聞 第45号
■ 発行/「からほり新聞」制作チーム(「非営利活動法人 高齢者介助の会」内)
特定非営利活動法人 高齢者外出介助の会 とは?
◆お年寄りの皆さんにより楽しく充実した日常生活を過ごして頂くために活動しています。
- 外出介助(買い物、墓参り、通院など)
- 暮らしサポーター(買い物、薬の受取、入院時支援など)
- 車椅子貸し出し(お気軽にご利用ください)
- 生きがい作り講座(童謡・唱歌を歌う会、布ぞうりなど)
- ハーモニカ教室
- 「からほり新聞」制作
◆活動に共感してくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひ、一度、ご連絡をお願い致します。
お待ち致しております。
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