2010年(平成22年)5月20日発行

この辺りは難波宮の南にあたり、掘れば、飛鳥時代の集落や、秀吉の大阪城内の遺構が見つかるとか。なんだかスゴイところに住むことになったなぁ、と思ったのですが、本当にスゴイものは土の中に埋まっている歴史ではなく、地上にライブで存在しました。空堀商店街へ買い物がてらにぶらぶら歩けば、うだつの上がったお宅、二階の外壁には緑色の銅板を張った商店、四つ角には角を面取りした一風変わった家。歳月を経て、いい味わいになった民家がまち中にモザイクのように散らばっています。
(からほり新聞 第18号 「空堀の端っこから『マンション買おう!』」からほりサロン マリンバ教室生徒 北原由美子)

離れてみて改めて思いますが、「他はなんもナイで」と言われても、からほりは静かで長屋風情があって本当に好い町だったと思います。そして、東村山も「他には何もない」と言われても、畑と緑がたくさんあって好い町だと感じています。呼吸する度に、いちいち空気のありがたみを感じていられないように、「あって当たり前」は、実は恵まれていることだって気付きにくいですよね。でもほんの少し、当たり前に意識を向けてみると、小さな発見や日常への感謝に繋がるのかもしれません。
(からほり新聞 第18号 「東村山とからほりの共通点 外から眺めるとよく見える」高田次郎)

今、土居さんが懸念しているのは、空堀の風情がある町家が壊されてマンションの建設がすすめられていること。歴史と伝統のある商店街は後世に残さなければいけないと、強く思っています。土居さんの考える地域貢献を担う人たちには3種類あり、1番目は町会や商店会の世話役、2番目が街づくりの活動をしているNPOや個人。3番目が「こんぶ土居」のような商店で、空堀らしい店構えや他地域からの集客。町の雰囲気に合った住まいを造ることも地域貢献になると、自宅も空堀まちなみ井戸端「からほり推奨建物」の認定を受けた仕舞屋にしました。
(からほり新聞 第18号 「快傑!からほり人」三井康栄)

からほり新聞 第18号

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