2006年(平成18年)8月1日発行
今年3月1日、前野浩志さんが突然の脳溢血が元で急死されました。前野さんの名前は知らなくても、からほりの住民なら一度は彼をみたことがあるはず。10年以上も前から雨の日も風の日も、ほぼ毎日ボランティアで谷町筋の清掃をしていたあの方です。(からほり新聞第4号参照)
~中略~
前野さんは阿倍野区にお住まいでしたが、葬儀の当日は霊柩車が谷町筋を通りました。沿道には合掌して見送る人たちが並び、「ありがとう」と感謝を表す横断幕も掲げられていたそうです。
(からほり新聞 第10号 「住民の力でからほりをキレイにしましょう!」)
中央区の一部の町会で非常時に備えるための連絡先を記入した家族名簿作りが行われています。
~中略~
空堀地区は狭い路地や棟割り長屋が多い上に、高齢者の独り暮らしも増え、災害にどう備えるかが頭の痛い問題です。
~中略~
車いすはもしもの時、避難所まで行ける可能性はほとんど無く、近所のお年寄りも同じです。元気な若者が近所に居たとしても、よその家族の心配が出来るまでには時間がかかる事でしょう。
~中略~
空堀の町並み保存事業でも、路地の防災に取り組む催しの企画が進行中で、住民の方から点検し集会で話し合い、区や消防とも情報や意識を共有する試みをしようとの呼びかけが近く行われます。
(からほり新聞 第10号 「車椅子から眺めてみれば」山名勝)
路地に存在感を示しているクロ猫の写真ポスターが、こんぶの土居さんの掲示板に貼られ注目を集めました。大阪専門誌「大阪人」7月号、空堀大全の巻頭写真に登場して話題になったこのネコの名は「ともちゃん」。こんなに人懐っこくて界隈のアイドル的ネコは、他にもなん匹か住んでいて、空堀の景色には欠かせない存在です。
( からほり新聞 第10号 あれっ、「ともちゃん」だ!)
からほり新聞 第10号
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