からほり新聞 第34号

からほり新聞 第34号

2015年(平成27年)6月29日発行


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きっかけはあるNPO団体のボランティア不足の話からでした。「ボランティアとボランティアをしたい人が出会えたら」。「通りかかっていろんなボランティアの活動を知った」。「参加したいけど、どこに行けば?」などとふだん気にされている活動に偶然出会うのもいいな。従来はボランティア団体をグランドやホールに集め開催するパターンが多く、参加者の多くはボランティア関係者になりがちです。そんなことから広く広報ができる空堀商店街は会場にうってつけ。
~中略~
つり広告を商店街に「5月10日ボラ堀商店街になる」と準備が進んでいきました。5月10日は晴天に恵まれ35団体が朝早くからからほりさろんに集合。ミーティング終了後、各団体は持ち場に散っていきました。10時から出会い市が始まりました。盲導犬が来ています。子供の手作りコーナーを出しているフィランソロピー懇話会、のぼりを立て日赤のボランティア団体。高齢者外出介助の会や空堀まちなみ井戸端会など地域の団体。昼から着ぐるみのクマさんや大阪城から甲胄隊、空堀の町歩き。丸与さんでは午前中田中やすこさんの「私の空堀」昼から落語もありました。からほりさろんでは発起塾の「発起塾版シンデレラ」詩に踊りに50歳以上80歳の皆さんが楽しそうで年を感じない動きです。それぞれの団体ではボランティアに参加したいとその場で入会された方もあったようです。
(からほり新聞 第34号 「”ボランティア出会い市”開催」高齢者外出介助の会 永井佳子)

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六月一日の空襲でした、大阪がまた焼かれたと聞き動員先から帰ろうとしたが、電車はすべて動いていない、と言って一般道は焼きぼっくいで歩けない、現在の環状線(当時の城東線)の天王寺から玉造までレールの上を歩きました。玉造の階段を降りた途端、そこはまさに生き地獄でした。累々たる死体やがれきの路を踏み分け歩きながらふと目にしたのが防火水槽の中で幼い子をおんぶしたまま亡くなっていた母子の姿でした。更にまた、終戦の前日で森ノ宮にある軍需工場の空襲です。三月一三日の夜にも全焼してからは転々として森小路に落ち着いたばかりの私たちでしたが、今にも頭の上に落ちてきそうな「ヒュードカン」という爆弾の恐ろしい音と地響きで生きた心地もありませんでした。
(からほり新聞 第34号 「空襲の恐ろしさや飢えを体験」松田登)

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狂言の魅力はなんといっても笑いのある喜劇で、庶民の味方だったということ。「狂言が栄えた時代は厳格に階級が決められ、権力者に逆らうことを許されなかった。だから庶民たちは直接批判できなかったことを笑に変えて権力者を攻撃して笑い飛ばした」どうしようもない気持ちを笑って解消させるといった役目もあったんでしょうね」と金久さん。
(からほり新聞 第34号 「快傑!からほり人」岡田由佳子)

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からほり新聞 第34号

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■ 発行/「からほり新聞」制作チーム(「非営利活動法人 高齢者介助の会」内)

特定非営利活動法人 高齢者外出介助の会 とは?

◆お年寄りの皆さんにより楽しく充実した日常生活を過ごして頂くために活動しています。

  • 外出介助(買い物、墓参り、通院など)
  • 暮らしサポーター(買い物、薬の受取、入院時支援など)
  • 車椅子貸し出し(お気軽にご利用ください)
  • 生きがい作り講座(童謡・唱歌を歌う会、布ぞうりなど)
  • ハーモニカ教室
  • 「からほり新聞」制作

◆活動に共感してくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひ、一度、ご連絡をお願い致します。
 お待ち致しております。

所在地 : 大阪市中央区松屋町4-8メイツ松屋町1階
TEL&FAX : 06-6764-4002
Mail : odekake@helen.ocn.ne.jp

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