からほり新聞 第37号

からほり新聞 第37号

2016年(平成28年)3月30日発行


表長屋の1階半分が路地、その路地をくぐると裏長屋。空堀に残る、この基調で風情ある表長屋の一つをリノベーションし、2003年11月にコミュニティスペースを設立した。『おおさか たにまち 集いの場 にぎわい堂』と名付けた。
~中略~
『こんな場所をつくりたいと思う人は多くても、なかなか本当にやってしまう“アホ”はおらん』と言われた。以前から住みたいと思っていた空堀エリアに住めるようになったこと、2002年秋に行った『からほりまち歩き』で気軽に集まれるパブリックスペースの必要性を感じたことなどがきっかけと云えばきっかけで、それまで主宰していた人つなぎの場の有形化、大阪人としての誇り、商店街に対する応援の気持ちなどが、“神の見えざる手”としか言いようのない奇跡と幸運に見守られ形を成したもの、とでもいえば良いだろうか
(「にぎわい堂」ひとむかし にぎわい堂 代表 寺西章江)

中川さんは生まれも育ちも空堀。長身で大変元気はつらつ、とても気さくな人柄です。多摩美術大学のデザイン科出身で同級生には日本画を専攻していた松任谷由実(ユーミン)が出世頭。
~中略~
中川さんの作品は全てがオリジナル。ベニヤ板で作った土台に布を貼りつけて固定し、彩色していく。『生命』と『細胞』を表現したエネルギー溢れるダイナミックな作品だが、その装飾は細かく、繊細でもある。布の質感が独特の柔らかみとなり、オリジナルの彩色による光沢も特徴的です。
~中略~
丸半年かけて作品を完成させてイタリアへ。展示設営を自ら行い紋付き袴でブースに立った。『海外の観客は非常に素直。興味ある作品にはとても反応がいいんです』と中川さん。絶えず大乗者に握手や写真を求められ手ごたえを感じていたという。受賞発表当日、下の賞から受賞発表され冷静に聞き入っていた中川さん。最後に『Yasumichi Nakagawa 』と表示され、驚きや喜びを通り越してあ然としていたそう。登壇すると拍手喝さい。世界60カ国1500点以上の作品の中から見事、日本人で初めて最も名誉あるゴールドを受賞し、『時代の先を行く』現代アートとして世界に認められた中川さん。
(快傑!からほり人 現代アート作家 中川泰道さん)

去年の7月、レーダー探知機が真田丸の南側カラホリを探り当てました。その規模は予想外に広く、巾43m、深さ8mというお城の外堀並みの堀でした。
400年間もナゾの儘だった真田丸は大坂城にくっついた半月形の出丸で回りは水堀、との想像図しかなかったのですが、近年になって広島藩主だった浅野家で、日本でたった一枚しかない大坂真田出丸のスケッチ絵が見つかり、その記載の堀の寸法と、探知機の実測とが見事に合致したのです。
(幻だった真田丸が判明 NHK歴史秘話ヒストリア等より 梶田尚子)

からほり新聞 第37号

からほり新聞 第37号

■ 発行/「からほり新聞」制作チーム(「非営利活動法人 高齢者介助の会」内)

特定非営利活動法人 高齢者外出介助の会 とは?

◆お年寄りの皆さんにより楽しく充実した日常生活を過ごして頂くために活動しています。

  • 外出介助(買い物、墓参り、通院など)
  • 暮らしサポーター(買い物、薬の受取、入院時支援など)
  • 車椅子貸し出し(お気軽にご利用ください)
  • 生きがい作り講座(童謡・唱歌を歌う会、布ぞうりなど)
  • ハーモニカ教室
  • 「からほり新聞」制作

◆活動に共感してくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひ、一度、ご連絡をお願い致します。
 お待ち致しております。

所在地 : 大阪市中央区松屋町4-8メイツ松屋町1階
TEL&FAX : 06-6764-4002
Mail : odekake@helen.ocn.ne.jp

関連記事

  1. からほり新聞 第10号

    からほり新聞 第10号

  2. からほり新聞 第31号

    からほり新聞 第31号

  3. からほり新聞 第26号

    からほり新聞 第26号

  4. からほり新聞 第16号

    からほり新聞 第16号

  5. からほり瓦版 第1号/創刊号

    からほり瓦版 第1号/創刊号(現:からほり新聞)

  6. からほり新聞 第34号

    からほり新聞 第34号